時代に翻弄されるエンジニアのブログ

ゲームプログラマをやっています。仕事やゲームや趣味に関してつらつら書きたいと思います。

アイデアが出ないということ

イデアが出ない。

学生の頃に比べてアイデアが湧いてこないことがよくあります。それはなぜか?それは人生や物事に対する不安や焦りが募っているためだと考えています。

今日はなぜその結論に至ったのか思っていることをまとめていきたいと思います。
注意:これはボク個人の考えになります。

学生時代はなんでアイデアが出ていたのか?

それはひとえに、未来がわからないが、未来がそのうち決まるという安心感があったからだと思います。大学生は4年間あります。4年間は遊んでいいわけではありませんが、安心して過ごしていける期間となります。

ここで言う安心というのは、衣食住が提供されているということではなく、心理的に4年間は何をしても自分に害はないし、むしろなにかすることに対して喜ばれる期間だということを実感しているということです。つまり心理的安全性が存在します。

この心理的安全性のおかげで、いろいろなことにチャレンジし、いろいろなものを提供してもらい、自分で育む土壌ができてくるのです。そのおかげでアイデアを考えようと言っても、自分がそのアイデアによってどうなるわけでもないので安心していろいろなことに思考を巡らせることができます。

社会人になるとなぜ、アイデアがわかないのか?

それは、学生の頃と違い、自分の行動に責任が生じて心理的安全性が発揮できないからです。一般に社会人になると、専門的に自分の職を決めることになります。職を決めるとは自分の道を決めるということです。そしてその道にを極めることで生という安心を得ることができます。

イデアを考えるときも、その自分の道をもとに決めることになります。アイデアが出ないのはそのためです。自分の道をそれるようなものを提案すると、自分の職という安心が崩れてしまうことを心理的に感じてしまうと僕は考えます。

自分はプログラマでゲームを作る職についているため、ハッカソンで自由な発想で何かを作ろうと考えても、ゲームをベースに何かを考えてしまいます。良い面もありますが、アイデアという面では、思考が閉じてしまいます。

それでもアイデアを出すには?

自分の道にこだわらない。他の道も受け入れる覚悟が必要です。もしくは、他の意見を駆使して自分の道を更に多様なものにしていくというマインドが必要になってきます。これは実際難しいように感じるかもしれません。

ですが、自分の道というものは直線ではなく、いろいろな道をつなげた結果面として出来上がるものだと思います。その思いで、アイデアを出していくことで更に発展した自分の道が見えてきて、新しいアイデアも湧いてくると思います。



以上、アイデアを出すときは、自分が何者であるかを一度取っ払ってフラットな思いで自分と接するのが良いと思いました。