今日から始まりました、ユーザーストーリーマッピング特集
ユーザーストーリーマッピングというものを最近知りました。ものを作る上で何を大切にして、要件を決めていくか。その答えが書いてある本だと思います。
今日はその第0章を呼んでみて思ったことを書いていきたいと思います。
開発あるある
開発をしていると、以下のようなことによく出会います。
- 企画が思っていくことと、実装されたものが違う
- 作ってみたけど、全然人に評価されない
- 要件だけが増えていって、本当にそれが重要かがわからない
こんな悩みはどこの職場でも抱えていると思います。企画職、エンジニア職、デザイナ職と違った文化の人が入り混じった職場において、一つのアイデアをみんなで伝搬しているうちに、なんのために作るのか?何を変えたくて作るのか?そんな疑問が失われてい行き、このような事態に陥ります。
ユーザーストーリーマッピングとは、そのような要件に対して、各職種が共通理解を持って進んでいくための指標を示します。
ユーザーストーリーマッピングの目的は?
先程書いたとおり、みんなが共通の理解を持って開発していくためのツールです。
共通の理解を持つためには何が必要でしょうか?よく職場ではドキュメント化が必要と言われます。しかし、急いで作られたドキュメントには細かい情報が欠けています。作っている本人には当然のことと思っていても、実際に見る人にはわからない情報です。どれだけ細かく記事を書いたとしても、この懸念は常に残り続けます。
実際に必要なのは一緒に考えるという過程です。ユーザーストーリーマッピングでは、すべての職種の人が一緒に要件を考えます。それも、誰のためになんのためにと言う視点を持ってです。従来は企画が考えたドキュメントをもとにエンジニアやデザイナが実装するという流れが多いと思います。しかし、それでは抜けが大きくできてしまいます。そこで、企画の大枠を考える段階はすべての役職の人が集まることで、誰のために、なんのために、という共通認識を取ることができます。それによって、実際に作られるものも手戻りなく、目的に沿ったものを作ることができます。
大事にしたい考え
ユーザーストーリーマッピングの中で最も大事にしたい考えは、「要件」という言葉で終わらせないということです。
要件というと、行わなければいけない物と思ってしまいます。そこには、誰のために、なんのためにという意識が欠けてしまいます。そうではなく、みんなが、誰のために、なんのために、これを行うといった意識を持って行動することが大事なのです。
ユーザーストーリーマッピングは、上のような考えを形にする方法です。要は、自分たちが作るものを使ってくれる人のことを考えて、作るものを考えて、みんなで理解して進んでいこうという意識が大切になります。
以上、発言が若干上から目線な感じがありますが、ご了承ください。
これからは、詳しい方法論的な話になるとお思います。