時代に翻弄されるエンジニアのブログ

ゲームプログラマをやっています。仕事やゲームや趣味に関してつらつら書きたいと思います。

ゲーム開発 企画とエンジニア はじめかた

f:id:tkymx83:20190213013952j:plain

こんにちは、エンジニアやっています。

ゲーム開発には、いろいろな業種の人が存在しますよね。

企画やエンジニアやデザイナーなど、小さなゲームでもある程度役割に分かれているものです。



企画したものが正確に出来上がっているうちはいいですが、企画の考えていることが違った形でエンジニアに伝わっていると意図した動作をすることはなく、なんとなく統一感がなかったり、面白さが表現できていなかったりします。


同じチームでゲームを作る上でコミュニケーションがとても大事なのです。今日は、成功した開発と失敗した開発で、同コミュニケーションが関わっていたのかを話していきたいと思います。

失敗した開発

このプロジェクトでは企画がいました。

企画はゲームを面白くしようと企画を考えてはみんなに公表しています。そして、良さそうな企画ができたら、その仕様をエンジニアに伝えて実装してもらっています。わからないことがあればエンジニアから企画に聞いて開発していくというスタイルです。

しかし、このプロジェクトではあまり面白いゲームにはなりませんでした。実際に作ってみると企画が思ったようなものが出来上がってこずに微妙にクオリティが悪いゲームになったのです。

成功した開発

このプロジェクトでは企画がいました。

企画は面白いゲームの方向性が定まった段階でエンジニアを呼びました。定まった方向性に対して、どんなことをする必要があるかをエンジニアと一緒に考えていきました。ある程度ゲームの要素が決まった段階で、企画は仕様をねり、エンジニアは簡単なプログラムをはじめました。

このプロジェクトは、とってもうまくいきました。細部に渡ってユーザーを感動させれらるような工夫が凝らしてあり、とても満足の行くものとなりました。

2つの違いはなにか?

伝えているか?考えているか?

だと思います。

失敗した方では自分の意図を伝えようとしています。しかし、エンジニアは表面的には納得していても実装しているときに、自分の感性が入ってきます。仕様や大まかな意図はエンジニアに伝わったのかもしれませんが、感性までは伝えることができず、細かいところで齟齬が出てしまったのです。

成功した方では、一緒に考えることで感性を共有することができました。そのため、仕様が固まっていなくても、エンジニアの実装で、細かな方向性は擦り合っており、とても統一感のある企画意図を十分に満足した実装ができたというわけです。

まとめ

分業が一番良いのではないか?お互いの専門分野で勝負したほうがいいのではないか?といった声が聞こえるかもしれません。

ですが、ぼくは、一緒に考えることの最大のメリットはすべての職種が伝えなくても同じ方向を向いて実装をしていけることだと思います。