時代に翻弄されるエンジニアのブログ

ゲームプログラマをやっています。仕事やゲームや趣味に関してつらつら書きたいと思います。

「逆説のスタートアップ思考について」を読みました。

こんにちは、今日は最近読んだ本について書いていきたいと思います。

スタートアップという言葉を聞いたことあるでしょうか?

FacebookGoogle 、最近だと AirbnbUber など、革新的なサービスとテクノロジーで一気に売上をたてて、社会の基盤から変えてしまうような企業のことです。この本では、スタートアップの方がどのようなことを思って行動しているのかについて書かれていました。

僕がこの本から読み解いたことは

スタートアップは普通の企業とは違うということです。

そのことについてつらつら書いていきたいと思います。

複雑なことほど成功する

スタートアップと普通の起業の違うところは、短期間でガット売上を叩き出すところです。そのためには、今の仕組みの2,3倍ではなく、10倍以上便利なサービスを作らなければいけません。10倍以上便利なサービスは今の仕組みをちょっと良くするくらいでは生まれません。そのため、複雑で誰もやろうと思わないが、やるとかなり便利になるものが成功するということです。

誰もやらないということはかなり難易度が高いということです。しかし、近年は技術の進歩が著しいこともあり、そのような技術を使って、既存の複雑な仕組みを便利にすることがスタートアップには求められているようです。

小さく始まり、指数的に成長する

ガット成長すると言いましたが、スタートアップには下積み期間が存在します。それは、あまり売れない期間です。しかし、売れない期間というものは新しい概念を受け入れてもらう期間でもあります。

携帯電話やインターネットなどはじめは怖くて受け入れられなかったものがあったとします。ですが、便利な機能をもつサービスには愛好者が存在します。愛好者はその機能に対してもっと世界に広まって欲しいと思っています。そしてそのために、何を改善するのが良いかを開発者に熱心にフィードバックしてくれます。

スタートアップでは、このような小規模な市場での愛好者をつくることが初期の重要なミッションになるようです。この期間で原石のようなサービスを徐々に改善していき、いつの間にか、世界中で使われるようなサービスになるのです。

終わりに

いろいろ書きましたが、スタートアップは複雑な社会の仕組みに挑戦している以上その成功にはかなりの年月と根気が必要になります。1,2年でやめるのではなく、達成するまで諦めないことが大切になるそうです。

また、スタートアップは起業方法の一つの種類でしかありません。個人的にはスタートアップで成功することは人生の中でのかなりのステータスになると思っていました。ですが、スモールスタートの起業や大企業でサービスを作ることも普及させるという意味では同じ難しさを持っています。

要は自分にあった起業方法を見つけることが大切であり、起業を目的にするのではなく、アイデアベースで初めて、自分らしい起業法を見つけるのが良いと思いました。