時代に翻弄されるエンジニアのブログ

ゲームプログラマをやっています。仕事やゲームや趣味に関してつらつら書きたいと思います。

情報の棚卸しをしないといけないという話

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こんにちは、たくという名前でブログをやっています。

最近育児休暇期間になり、仕事から離れることで、逆に仕事を外からみるようになりました。その中でも、情報の棚卸しは大事だなと最近思ったので、知見として残しておきたいと思います。

ちなみに、今回のブログは以下の記事を読んで思い立った内容です。この記事では、老害は再現不能な成功体験を自分の力量と勘違いしてアドバイスをする存在として書かれていました。老害にならないために、情報の棚卸しが大切であると触れられています。かなり良い記事なのでぜひ読んでみてください。
blog.tinect.jp

情報の棚卸しって?

普段の仕事を思い出してみてください。次から次にくる課題に対して日々対策をねって実行することを繰り返していると思います。仕事を通じて、毎日自分の考えをアウトプットしていると思うのですが、そのアウトプットがその時の課題に対する局所的な対策であることが多くないでしょうか?

その場その場では最適な回答に思えても、長い目で見るとじつは間違っていることや別の選択肢があった可能性があります。そのような意味で、普段仕事で解決している内容は、点と呼べると思います。仕事を通じで、いろいろな対策を点と体験しているとおもいますが、点のままでは原因と対策やその他考慮する点などが知見としてまとまっていないため、もし似たような状況になっても応用が聞かずに狭い視野での対応になってしまいます。

情報の棚卸しは、点になった知見を書き出して、一連の知識の塊。つまり線としてまとめることを言います。

どうする?

情報の棚卸しでは、仕事で解決した課題と対策を一覧にします。課題は明確ではなくい場合が多いので、仕事の目的でも良いと思います。その課題に対して、自分がどのような計画をしたのか?どのような行動をとったのか?それが成功したか?失敗したか? 一覧にします。

そして、それらを再現性があるのか?ないのか?という観点で分類していきます。例えば、他の職種に依存するようなタスクは一見うまくこなせたように見えても実は、他の社員の方が自分に合わせて都合をつけてくれたのかもしれません。その場合ははじめの計画が曖昧であることが多いので、再現性のない知見になるでしょう。

また、自分の知らない性格によって実はうまく行っていた仕事もあったかもしれません。例えば、正確が几帳面なためにうまく行った仕事があっても気づかずに何故かうまく行ったと思うこともあるでしょう。そのような場合は、実際の行動を思い出すことで知見化ができます。このように一つづつ知見化して、再現性のあるものと再現性のないものに分けていきます。

そして、一覧の中で再現性のあるものが自分の知見となります。

まとめ

経験は知見ではありません。経験した中で、行動を失敗と成功にわけ、そのなかでも再現性のあるものが知見になります。

仕事を漠然とこなしていくと、多少知見は身につくかもしれませんが、体系的に人に説明できるレベルでの知見をつけることはなかなか難しいです。人に説明できないものは知識ではないため、同じような仕事をしても確実にまた成功するとは限りません。定期的に、自分の知見を見つけ出し、点になっているものを線にすることで、自分の知見を増やしていくことが大切です。